ほどがやパソボラ設立の経緯

シニアと障害者の余暇およびボランティア・団体活動を支援するパソコン教室

 平成12年9月に保土ケ谷区主催の「シニア男性のためのボランティア講座」参加者を中心に、社会福祉協議会の呼び掛けに応じて集まった16名のパソコンによるボランティア活動希望者により当会が発足しました。

 発足当初は、社会福祉協議会が用意した1台のパソコンによってパソコン教室インストラクター 経験者が中心になって、会員にパソコンの技術を指導してもらいました。また、会員の中には横浜市が主催したIT講習やハローワークが主催のIT講習経験者もいて会員 相互の技能研修を実施しながらボランティア活動を始める準備をしました。これらの準備は多くの仲間に支えられ進行しました。とりわけ「ヘルスメイト」グループの協力は初期段階のパソボラの大きな支えの一つになりました。

 平成13年8月に4台のパソコンと加入電話1回線の設備が整い、インターネット接続が可能となったのを機に、受講生4名のパソコン教室(月に3時間×6日間)がスタートしました(パソコン1台はIBM社から寄贈され、3台のパソコンと加入電話1回線は社会福祉協議会からの提供)。平成15年1月に活動拠点が新築ビルかるがも館3階へ移設に伴い、ISDNの無線LAN用子機8台が社会福祉協議会から提供され、懸案のインターネット環境が整いました。

 その後順次機器の整備を実施し、IT環境の変化に対応した最新のOSとMicrosoft Office搭載自前の機器で講習を実施しています。

 設立以来10年目を迎えた平成22年には、発足当時からお世話になった方々をお招きし、118名の会員を集め盛大に創立10周年記念祝賀会を挙行しました。

 現在は、毎月12名にIT講習(3時間×6日間)とIT講習修了の希望者に対して、補習講座(3時 間×延べ6回)、更に補習講座修了者を対象にベテラン会員によるマンツーマンのフォローアップ(3時間×2回)を実施しています。

 ほどがやパソボラは、設立以来「社会貢献」を大切な団体の使命の一つと捉え、地域の高齢者や障害を持つ方たちへパソコンを教えて余暇活動や高齢者などの就労・自立・社会参加を支える一助となればと願ってきました。ちなみに区内4箇所の福祉施設への訪問講習を実施しています。また「地域の多くの集い」の要請に応え パソコンによる支援活動を実施してきました。

 現在はパソコン講習修了者等に「ボランティアの会に入会してパソコンを教える側になりませんか」と、会員を勧誘し、会員数約100名、パソコン教室を修了した人は1,600名を超えました。

【2016年4月】